1964-03-25 第46回国会 衆議院 大蔵委員会 第25号
それでこの中にもありますように、すでにこのことについては外務、大蔵両省も承知である、そのためにこの点について蓬莱漁業なるものが遺族から誓約書とるわけであって、詳細なことは発表できない云々ということがあるわけであります。こういう点について大蔵省が知らぬということはないはずなんですね。その点はどうなんでしょう。
それでこの中にもありますように、すでにこのことについては外務、大蔵両省も承知である、そのためにこの点について蓬莱漁業なるものが遺族から誓約書とるわけであって、詳細なことは発表できない云々ということがあるわけであります。こういう点について大蔵省が知らぬということはないはずなんですね。その点はどうなんでしょう。
ところがそういうものが現実に、単にこれを受け取らなかったならばあなたは不利になりますよという脅迫めいたものが、しかも意味のわからぬ蓬莱漁業協会ですか、こんなわけのわからぬところの、いわゆる商会のほうから出されておる。政府が当然補償すべきものをこういうところがやるという問題が私はわからないのです。
三十七、三十八両年、この蓬莱漁業は金額にして一年に二千八百万円、計五千六百万円を入金をしておるが、外務省が向こうと打ち合わせをして、そういう賠償の金が入るなら現金で入らなくてはならぬ。パイナップルのかん諦めを三菱海事に持ってこさせて現場でこれを受け取っているというのは、為替管理法その他重大な諸問題をはらんでおる。政府が密貿易をいたしたと言われてもしようがない。
○後宮政府委員 交渉の内容につきましては、機微な点、中国側との話し合いによって発表しないことになっておりますが、その補償金の支払いにつきましては、いま御指摘のございました蓬莱漁業組合と被害者の代表者との間の話し合いによって分配がその後も進んでおると了承しております。
その協定に基づいてできた蓬莱漁業なる匿名組合は、国府側、中国漁業公司の陳良氏という人との間に漁業提携の協約を結んでおります。しかも、蓬莱漁業というのは従業員が一人もおりません。私は、いまあなたがその秘密になっておると言うけれども、そういう船の撃沈されたものの賠償や死んだ人の見舞いをやるために、一体どうして中国漁業公司の陳良氏と日本の蓬莱漁業との間に漁業協約を結ばなければならないのか。